NPO法人小さな手

NPO法人小さな手

世代を超えて楽しめるごちゃまぜのコミュニティをつくる

代表 ごあいさつ

「コミュニティカフェ大きな樹」のHPを訪ねていただき、ありがとうございます。

私は、特定非営利活動法人小さな手の代表理事 戸伏(とぶせ)千寿子と申します。

公認心理師をしています。他に幼稚園教員資格、保育士経験もあります。

また、千年前の宇佐神宮の荘園だった豊後高田市田染荘(たしぶのしょう)の生家・御堂園(みどぞ)で14年、週一隠れ家カフェをやってきていました。

母の認知症発症や高齢者施設での体験、公認心理師としてのセラピー活動、カフェ体験から、2025年ふらりと訪れて、話せる場、相談する場、人と人をつなぐ場の必要性を感じ、コミュニティカフェを創ろうと思いました。

団体の名称「小さな手」は、ずーっと私の中で時折リフレインしていた“一人の小さな手、何もできないけど、それでも、みんなの手と手が集まれば、何かできる♪”という1970年代の「一人の手」という歌。このフレーズがコミュニティカフェ活動への思いと重ね合ったものです。

「小さな手で大きな樹を育てる」

最初は、二人の手から始まった大きな樹は、たくさんの小さな手によって、ちょっとずつ枝葉を伸ばしてきて、今年2024年7月で樹齢5年になりました🌳

かつてのメンバーや関わってくださった方々、カフェに来てくださったみなさんの手のお陰さまm(__)m、感謝しかありません。

これから6年目に向かう、小さな手の活動は、昭和40年代まではあった縁側でつながっていた人と人の関係性を今なりの形で、分断から統合のコミュニティへと、仕組みや形をみんなで創っていきたいと考えます。想いや人をつなぎ、紡ぐ場が、小さな手の織り成す事業です。

近隣の様々な関わりある施設とも連携して、この地域に居る人、皆が主役であり、補完し合う共助が自然と行われる心つながった場所を目指して活動を続けていきます。

日々、たくさんの方々と触れ合い、関わっていくことで、想い描いていた画が少しずつ、具現化していることを実感しますが、まだまだ、これからです。

1人では出来ないことが、私たちの想いに共感、賛同、活動していく地域の一人一人の小さな手によって、しきど多世代シェアハウス楽園の大きな1枚の画の完成になると思っています。

今年、2024年春に【Reborn再誕~ワタシの物語~】という書籍を出版しました。

幼少期からからセラピストとしての体験を経てのコミュニティカフェ大きな樹を立ち上げ、現在に至るまで経緯等を『ワタシの物語』として書き上げています。

誰にでも起こる人生の出来事・・・それも必然の中にあり、本来の自分への気づきにつながっています。今のアナタになにかしらの生きるヒントになればと思います。

ぜひ、ご一読を。

設立趣旨

【地域の現状】

 団塊世代が後期高齢者となる2025年、介護保険の財源や介護施設等の担い手不足が予測される、いわゆる「2025年問題」に、国は施設から、住み慣れた地域での自助・共助を推進する地域福祉へとシフトしています。しかし、地域は、介護が必要な高齢者への対応、受入れ体制等が整ってないのが現状です。

 大分市内では高度成長期と共に多くの団地が開発され賑わいや活気あふれる場所でした。しかし、時代の流れで団地から商業施設や銀行などが次々と撤退し、住民も高齢化し、町全体がかつての活気をなくし多くの人々の孤立化、孤独化を実感しています。

「コミュニティカフェ大きな樹」の開設

 地域には、いろんな人が住んでいます。本来、地域共生社会では、いろんな人が混ざり合って地域を成し、その地域でみんながつながって助け合いながら生活していましたが、いつしか、国の制度と共に分断してしまいました。しかし、その国の支援も人口の減少と共に困難になってきました。分断は、どの年代にも私たちに孤立感を感じさせることになりました。人は、こころの底のほうで人とつながっていたいと思っています。

 そこで私たちは、地域をひとつのシェアハウスと捉え、近隣の様々な関わりある施設とも連携して、誰もが、互いを尊重し、多様性を受け入れ、自分や他の人とつながって独りではないと実感できる場として、令和1年7月「コミュニティカフェ 大きな樹」を任意団体として開設しました。「大きな樹」は、地域の子どもたちや高齢者やシングルマザーや様々な多様性、多世代の人々が出入りし、この地域にいる人が補完し合う共助が自然と行われる心つながった場所を目指して活動を続けています。

【特定非営利活動法人 小さな手の設立】

 私たちは「コミュニティカフェ 大きな樹」を運営しながら、さまざまな多世代、多様性の方々との交流を通して、大きな樹の存在が、地域にとって、社会にとって、集う人々にとって、こういった場所の必要性をより感じてきました。

 私たち、地域の人たち、集う人たち、みんなが創りあげていく地域コミュニティは、NPO法人として非営利で公益性があり、社会的信頼を得ることで、益々、この活動の広がりを生むことになり、また、多世代が関わることで次世代に継承していくためにも、任意団体から持続可能な法人化することにしました。

 今後は、「大きな樹」は相談窓口として、地域の人々の心と身体の健康をサポート事業にも取り組みます。また、大分大学、大分県建築士会や大分市社会福祉協議会や地域の周辺関係機関等と連携して、地域共生社会の核ともなり、地域との更なるつながり、交流場所が日常的にある「多世代介護付きシェアハウス」創りを目指しています。

 

申請に至るまでの経過

令和1年7月 コミュニティカフェ「大きな樹」を任意団体として開設

令和3年7月 NPO法人化について学習会実施

6月 運営者などヒアリング

9月 趣旨書、定款など着手

令和4年 3月 設立総会実施

令和4年3月10日

特定非営利活動法人 小さな手

設立代表者 戸伏 千寿子